生き方に悩む時もある。でも結局、何をしたっていいんだと思う。
ご無沙汰しております!
お休みしすぎて、ブログってどうやって書くんだっけ…?という状態です…;
もう6月も終わってしまいますね。
先日、お世話になった上司が亡くなったと連絡があり、お別れをしてきました。
ここ最近はネットも控えてぼんやりと色んなことを考えていました。
仕事に生きた上司
上司は闘病しながらも、同時に終活も積極的にされていたとのこと。
一方で、
「もっと仕事をしたい」
とよく仰っていたようで、私が辞める時も「お互い大変だけれど、いつかまた一緒に働けるのを楽しみにしているよ」と声をかけて下さいました。
そして亡くなる少し前までお仕事をされていたそうです。
日頃から、休日も職場に顔を必ず出し、丸々お休みされているところを年に数回しか見たことがありません。
すごく頭が切れて、物腰が柔らかくて、頼りになる、かっこよくて素敵な上司でした。
本当に、ただただ感謝しかありません。
いつもお忙しかったから、天国で少しはゆっくり出来ていたらいいな…。
人の使命?-お坊さんのお話し-
お通夜の席で、
「人の寿命は分からない。長く生きる人もいるし、短い人もいる。
人には使命というものがあって、長さはどうであれ、その使命を全うすることが大切なのです。
お預かりした命をどう使うか、それは自分で決めていいんです。」
とお坊さんが仰っていました。
今はワークライフバランスが叫ばれている時代です。
しかし上司のバランスは、明らかに仕事仕事仕事ばかり。
でも、それが上司本人のやりたいことであり、使命だったのであれば、それはとても充実した人生だったのではないかな、遺影を見て思いました。
生涯現役で、やり切った!という印象を受けたのです。
結局何をしたっていいんだ
仕事に生きる人、子育てに生きる人、趣味に生きる人…生き方は人それぞれ。
ただ、今の私は本当に宙ぶらりんで、これからこの命をどう使えばいいのかなと、モヤモヤ考えることが多いです。何も成し遂げられていないんじゃないかって。
先のお坊さんの「使命」の話を聞いて、また負のループにハマってしまっていました。
だけど、こういうことをぐるぐる考えてしまっている時に思い出すのが、
綺麗な着物を着て、美味しいものを食べて、高貴な方々の求婚を受けるかぐや姫。
彼女が、極楽浄土的な月から、悲しみも苦しみもあるような地球に生まれてきた理由。
それは、
「生きるために生まれてきた」
「鳥や獣のように」
ということでした。
映画では、かぐや姫が美しい自然の中で伸び伸びと「いのち」を満喫する姿も描かれています。
使命って何だろう…ってぐるぐる考えてきたけれど、大層なことを成し遂げるような立派な人になれなくても、大丈夫。生きてるだけで丸儲け、じゃないですけど、「何をしてもいいんだ」(もちろん、ばちが当たるようなこと以外)「いのちがあるこの世を楽しんだらいいんだ」と思ったのでした。
そもそも、生きることにギリギリという環境に置かれている人も沢山います。
比較するのも少し違う気がするけれど、生き方について悩めること自体、幸せな環境にあるということも、自覚しなくてはですね。
残された側の悲しみを優しくしてくれるもの
私の祖父母の話になりますが、伯父が祖父母に「エンディングノート」を渡していました。亡くなった時にノートを見ると、真っ白。何も書いてありません。
伯父夫婦がお葬式直後に遺品整理をしていましたが、祖父母は家以外の遺産は殆ど無かったそうです。
だけど、祖母が残してくれた素晴らしいものがありました。
それは「ありがとう日記」
日頃の出来事と感謝の言葉を、毎日書き綴ってあった手帳です。
私たちのことも沢山書いてあって、優しかったおばあちゃんからの愛をとてもとても感じることが出来ました。
「死」は怖いものではないとお坊さんは仰っていたけど、遺された側は悲しいし辛いものです。
そんな時に、故人の温かい想いを知ることは、私たちの悲しみを優しいものに変えてくれました。
遺産なんてなくても、それだけで充分でした。
だから、大切な人には「ありがとう、大好きだよ」をいつも伝えていきたいなあと改めて思うのでした。
亡くなった大切な人たちは、最期まで、そして今でも、たくさんのことを教えてくれます。
…なんてことを、ぐるぐる、ぐるぐる、考えていた6月下旬でした。
メメント・モリでした。
明日から7月!
平常運転に戻ります。
また皆さんのブログにもゆっくりお邪魔させて頂きますね。
今日も、読んでくださってありがとうございます。
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